18位
絹100%(真綿手紬糸100%) 長さ約13m 内巾38cm本場結城紬検査協同組合による検査之証、本場結城紬卸商協同組合による、本場結城紬織証紙がついております。◆本商品は、特に産地地入れ10,800円(税込)をおすすめいたします。お気軽にお申し付けくださいませ。ご存知でしょうか…本場結城紬の、縮織(ちぢみおり)。かつては「結城紬=縮織」とされるほど創作数の高いものでしたが、「本結城=平織」という認識が一般的になるとともに生産数は激減し、逆に本当に通好みの、一部の織物ファンの間だけのお着物となっております。もちろん、平織と同じく縮織にも、「結」マークと「紬」マークがございます。「紬」マークも結城ちぢみに間違いはございませんが、いわゆる”本結城”、重要無形文化財指定技術を用いたお品とはまた異なるタイプのものでした。本品はその点で、明確に「本結城」と冠することのできる作品でございます。呉服の本場京都室町におきましても、本当に紬ものに強い問屋さんでないとお品をお持ちではございません。それだけのものですから、おのずとお値段も上がってしまいます。この価値をお分かりいただける方にと思い…大切にご紹介させていただきます。平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。現在本場結城紬に指定されるものは、以下の4つでございます。(1)本場結城紬・平織り「地機」(2)本場結城紬・縮織り「地機」(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)今回ご紹介のお品は、この(2)にあたります。いざり機にて心を込めて織り上げられたお品でございます。縮織と平織の大きな違いは、緯糸(よこいと)にあります。平織の緯線は平糸(撚りのない糸)を用いますが、縮織の緯糸は、右撚り糸・左撚り糸・平糸、この三種類を用います。色柄の絣染は平糸に施し、以下の順に織り上げていきます。 (1)右撚り糸(2)平糸(3)左撚り糸(4)平糸…平糸を交えながら撚り糸を交互に織り込むのですが、最終的に尺巾の反物に仕上げなければなりませんので、撚り糸の縮率を考慮して、平織よりも一寸ほど巾広の状態で織り上げます。(緯糸の撚りは、1mで2000回転にも及びます。)織り上がりましたら、シボ寄せと言われる湯もみを行います。45度ほどのお湯でじゃぶじゃぶと洗うと撚りがかかっている分だけ縮み、それを天日乾燥させる際、尺巾の伸子を張り巡らせて反巾を整えます。一反に用いられる伸子は、約300本。およそ一寸(約3.8cm)の間隔で、13mにわたり張ってゆくのです。…こうして生み出されるサラリとしたシボ感、それこそが、快適な着心地の秘密なのです。結城縮は、単衣と袷どちらにもお仕立てしていただけます。真綿糸の温もりに独特のシャリ感があいまって、肌につかない、縮織ならではの地風をお楽しみいただけます。肌に軽やかに…サラリとした細かなシボ感の残る独特の風合い。優しい伸縮性があり、体のラインに寄り添うように優しくフィットいたします。お色は穏やかで淡いクリーム色。豊かなシボとともに、「十字絣」が織り成されております。タテヨコで柄あわせされた繊細な絣柄は、なんともお洒落な佇まいを演出いたします。さりげないシンプルは現代好みのハイセンスに仕上がって、上質を愛する大人の女性の洒落心を存分に満たしてくれることでしょう。大変稀少な織りの逸品を…特別ご紹介品でございますので、どうぞお見逃しのないようお願いいたします!お仕立ご希望の場合、[ 袷 ]地入れ2,160円+※胴裏4,860円〜+紬八掛10,500円+お仕立代19,500円(全て税込)で承ります。[ 単 ]地入れ2,160円+衿裏2,100円+お仕立代19,500円(全て税込)で承ります。・海外手縫い価格です。国内手縫い価格につきましては、お問合せ下さい。※胴裏の価格についてはこちら。※身丈についてはこちら。当方で商品加工をご要望される場合はこちらより(地入れ) ※着姿の画像はあくまでイメージ写真で、柄の出方が少々異なる場合がございます。[A2G071854SAX5W]-[TP:山本]-[PS:寺川]-[CH:田中郷]-[文責:吉岡]-[0325014]▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
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